研究プロジェクトの概要

本研究プロジェクトは良性、悪性を問わず臨床的に診断・治療が困難な副腎疾患を「難治性副腎疾患」と位置付け、それらの診療水準向上に必要なエビデンス構築、新規の診断法・治療薬の開発に資する研究の推進を目的としています。

具体的には、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、ACTH非依存性大結節性副腎皮質過形成(AIMAH)、クッシング症候群、サブクリニカルクッシング症候群、副腎がん、など主にホルモン過剰を呈する疾患が対象です。

基本的には疾患・病態に関連する個別の臨床研究の機能的集合体で、相互に密接に連携しつつ重複を避け、効率的に成果を生み出し、社会に情報発信できるように交通整理する役割も担います。
特に、疾患毎のデータベースを構築し、バイオバンク事業、メディカルゲノム事業、新規診断法や治療薬に関する医師主導臨床研究や治験の基盤を整備することが、短期・中期的目標です。

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